おもしろ!卵実験5選!!

夏休みの学校の宿題といえば、自由研究。

実は、「卵」は自由研究にとてもおすすめのテーマなんです!

手に入りやすいだけでなく、実験のバリエーションも豊富。

今回は、卵を使ったおもしろ実験5選をご紹介します。

小学生・中学生の方や、親御さんはぜひ参考にしてみて下さいね。

たまごの不思議な特性については、以下の記事も読んでみてください!

卵はなぜ泡立つの?!卵の特性のひみつvol.1『起泡性』

いろんな料理で大活躍!卵の特性のひみつvol.2『乳化性』

卵はなぜ固まるの?卵の特性のひみつ vol.3『熱凝固性』

 


 

1.黄身返し卵(難易度★★★★☆)

“黄身返し卵”とは、普通のゆで卵とは違い、白身が内側で、黄身が外側になったゆで卵のこと。

上手くいくにはちょっとコツがいるので少し難しいかも知れませんが、上手にできた時は感動しますよ!ぜひ挑戦してみて下さいね。

<準備するもの>

  • 卵(3~5個くらい)
  • テープ
  • ストッキング
  • 輪ゴム
  • 懐中電灯
  • 菜箸

<実験方法>

①卵の周りにテープを十字に貼る。(たまごが割れるのを防ぐため。)

②たまごをストッキングの中に入れて、両端を輪ゴムで止める。

③ストッキングをぐるぐる回してねじれを作る。

④両端を引っ張って、卵を高速回転させる。「ピチャッ」という音が鳴ったら回すのをやめ、懐中電灯で照らしてみて、光を通さなくなればOK。

⑤鍋に卵がしっかり浸かるくらいの量の熱湯を沸かし、酢を大さじ1くらい加えて火を弱め、④の卵を入れて菜箸で転がしながら5分茹で、さらに6分茹でる。

⑥冷水に取り、冷めたら殻を剥き、半分に切る。

⑦観察し、食べてみる。

<調べてみよう!>

  • 卵の黄身と白身は、なぜ反転したのかな?
  • ⑤でお湯にお酢を加えるのはなぜかな?
  • 「黄身返し卵」の歴史を調べてみよう!

 

2.温泉卵(難易度★★★☆☆)

温泉卵“は好きですか?
皆さんの食卓にも、たまに登場するんじゃないでしょうか。

実は温泉卵は、ある化学反応が起こることで出来上がるんです。

実際に作って、観察して、食べてみましょう!!

 

<準備するもの>

  • 卵(2~4個くらい)
  • 厚手のフタのある鍋
  • 温度計

<実験方法>

①卵は冷蔵庫から出して、30分ほど置いておく。
 鍋に1Lほどのお湯を沸かし、沸騰したら火から下ろし、温度計を入れる。

②少しずつ水を入れて混ぜ、80℃になったら卵をそっと入れる。(割れないように、お玉にのせてから入れると〇)

③フタをして15分待つ。

④フタを取り、お玉で卵を取り出して、水に浸けて冷ます。

⑤卵が冷めたら器に割って、黄身と白身の様子を確認する。

⑥食べてみる。

<調べてみよう!>

  • 卵が半熟状に固まるのはなぜかな?
  • ゆで卵も作って、温泉卵と何が違うのか、観察したり、調べてみよう!

~ゆで卵の作り方~

①鍋に卵かしっかり浸かるくらいの水を入れて火にかける。

②沸騰したら、冷蔵庫から出したての卵をお玉にのせて、割れないようにそっと入れて、お好みの時間茹でる。(8分だと半熟、11分だとやや固ゆでに仕上がります。)

③火を止めて冷水に取り、冷ます。

 

3.マヨネーズ(難易度★★★☆☆)

みんな大好きマヨネーズ!
これも、化学反応を利用して作られている卵料理の1つです。

手作りの出来たてマヨネーズはとっても美味しいので、実験の後はぜひ味わってみて下さいね。

<準備するもの>

  • お酢(大さじ1/2)
  • 卵の黄身(1個分)
  • 食塩(小さじ1/4)
  • サラダ油(80ml)

<実験方法>

①ボウルに黄身、お酢、食塩を入れて、泡立て器てよくかき混ぜる。

②①をよくかき混ぜながら、サラダ油を少しずつ入れる。

③サラダ油を全部入れ終わり、とろみが付いたら出来上がり。

④観察し、食べてみる。

<調べてみよう!>

  • 黄身、お酢、食塩、サラダ油を混ぜ合わせると、どうしてとろみが付くのかな?

 

4.スケルトン卵(難易度★★☆☆☆)

お酢に生卵を浸けておくと、殻が消えて透明に!
触ってみると、ゴムボールみたいにぷよぷよしていて面白いです。

簡単に作れるので、小学校低学年のお子さんにもおすすめですよ。

<準備するもの>

  • 口の広いガラスビン
  • ラップ
  • 卵(1個)
  • お酢

<実験方法>

①ガラスビンに卵をそっといれ、卵の全体が浸るまでお酢を注ぐ。

②ふんわりと軽くラップをし、冷蔵庫か冷暗所で3日ほど保管する。

③水で優しく洗えば、スケルトン卵の出来上がり。

④観察する。

スケルトン卵は食べられません!!出来上がったら観察したり、触って遊ぶだけにしてくださいね。

<調べてみよう!>

  • 卵の殻はなぜ消えたのかな?

 

5.卵の殻・黄身・味の観察(難易度★☆☆☆☆)

いろいろなブランドの卵を買ってきて、卵の殻や、黄身の色の違いを観察してみましょう!

そして食べ比べてみましょう!

実験の難易度は低いですが、奥は深いです・・・。

<準備するもの>

  • いろいろなブランドの卵(6種類くらい)
  • ご飯(適量)
  • 醤油(適量)

<実験方法>

①卵を並べて、殻の様子を観察する。

②卵をそれぞれ器に割って、黄身や白身の様子を観察する。

③②で割った卵をご飯にかけて食べてみる。味の違いをメモする。

④醤油をかけて味わってみる。

<調べてみよう!>

  • 卵の殻の色が物によって違うのはなぜかな?
  • 黄身の色が物によって違うのはなぜかな?

 

ここまで卵の実験を5つ紹介してきましたが、いかがでしたか?
どの実験にも共通することですが、実験結果を記録するために、各工程で写真を撮っておくとよいです。
また、実験の途中で気づいたこと、疑問に思ったことがあったらメモをしておきましょう。

『5.卵の殻・黄身・味の観察』では、いろいろなブランド卵を準備する必要がありますが、普通のスーパーなどでそろえるのはなかなか難しいですよね・・・。

そんな時は、ぜひ『幻の卵屋さん』にお越しください!!
全国各地の様々なブランド卵が店頭に並び、お好きな卵・お好きな組み合わせで、6個選んで900円で販売しております。

卵は100種類以上の中から日替わりとなっており、殻が白・茶色のものはもちろん、緑やピンクがかったもの、クリーム色のものもあります。

黄身の色も、真っ赤なのものあれば、白、オレンジ、黄などさまざま!

どれを買えばいいか迷ったら、ぜひお気軽に店員にお声がけください。自由研究にピッタリな卵をお選びします。