【イースター】
イースターとは日本語で「復活祭」という意味で、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが、3日後に復活したことを祝うお祭り。
毎年、「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」に行われ、キリスト教圏の国では、ハロウィンやクリスマスと同じくらい大切なイベントです。
イースターのシンボルといえば、「卵」。
卵は生命の始まりや復活の象徴とされ、一度処刑された後に復活したイエス・キリストを連想させるためとされています。
カラフルにペイントされた「イースターエッグ」を飾ったり、卵を使った料理を食べたりします。
また、「エッグハント」、「エッグレース」など、卵を使ったゲームを楽しむのも定番です。
「エッグハント」は、イースターエッグを庭や公園に隠し、それを探すゲーム。
「エッグレース」は、スプーンなどで卵を運んで速さを競います。
また卵に並んで重要なモチーフとなっているのが、子孫繁栄の象徴とされている「うさぎ」です。
「イースターバニー」と呼ばれ、イースターバニーたちがイースターエッグやお菓子を運んできてくれるとの言い伝えもあります。
欧米ではイースターの時期になると、卵やうさぎをモチーフとしたお菓子がたくさん店頭に並びます。
イースターは国や地域によってお祝いの仕方に多少違いがありますが、こんなユニークなイベントも!
【巨大オムレツ祭り】
フランス南西部ベシエールで3日間にわたって開催され、ディナー、イースターエッグハント、パレード、パフォーマンスなどからなり、イースターの翌日の月曜日に巨大オムレツを作ってフィナーレを迎えます。
(引用元:https://sub.worldtimes.co.jp/photonews/16289.html)
なんと、1万5000個の卵を使った、2000人分!!
大きなフライパンを使い、40人もの料理人が一斉に調理します。
祭りの起源として、ナポレオンが近くのホテルに立ち寄った際、そこで食べたオムレツに魅了され、翌日、「軍を率いて再訪するから、その時は全員が食べられる大きなオムレツを作るように。」とホテルの主人に命じたのが始まりだとされています。
【ホルハウゼンの卵投げ大会】
ドイツ西部の町ホルハウゼンでは、毎年イースターに「卵投げ大会」が開かれるのが伝統となっています。
明るい色にペイントされた卵を、どれだけ遠くまで割らずに投げられるのかを競う大会です。
卵を投げるとは・・・!びっくりですよね。
ですが実は、世界には他にも「卵を投げる」お祭りやお祝い事がいくつか存在するのです。
〇世界の卵投げ祭り
【チャールブリーの卵投げ大会】
こちらは、イギリスのチャールブリーという村の村祭りの前夜祭に行われる大会です。
2人1組になり、卵を落とさずにどれだけ長い距離でパスできるかを競います。イギリスではよくあるゲームなんだとか!
ですが勝ち負けというよりは、みんなで笑いあって楽しむという雰囲気の催しのようです。
(引用元:https://tennenseikatsu.jp/_ct/17508768)
【エルス・エンファリナッツ】
エルス・エンファリナッツはスペインのお祭りで、日本語で「粉にされたもの」という意味です。
2つのグループに分かれ、小麦粉と生卵をぶつけ合い、爆竹をぶっ離して「クーデターごっこ」を行います。
このお祭りは、スペインのエイプリルフールにあたる12月28日の「罪なき人々の日」を祝う行事の一つで、200年の歴史を持ちます。
(引用元:https://earth-festival.com/festival/europe/enfarinats)
【誕生日に卵を投げてお祝い】
ブラジルの誕生日の祝い方はとてもユニークで、なんと誕生日の人に卵を投げつけるんだそう!
この習慣が生まれたのには諸説あり、「誕生日ケーキを作る代わりにケーキの材料に使われる卵を投げる。」という説もあれば、「卵からヒナが生まれるから誕生日にピッタリ。」という説もあるんだとか。
卵大好きな日本人からすると「もったいない・・・。」とも思ってしまいますが、普段やっちゃいけないことが出来るというそのイタズラ心が、特別な日を楽しくさせるのかも知れませんね。
ここまで世界の話題でしたが、日本にも卵を美味しく味わうこんなお祭りが。
〇日本の卵のお祭り
【たまごかけごはん祭り】
たまごかけごはん祭りは、日本で一番たまごかけごはんに合う卵を決める、日本たまごかけごはん研究所主催の世界最大級のたまごかけごはんのお祭りです。
昨年は、池袋のサンシャインシティーに北海道から沖縄まで全国60種類以上・63000個のブランド卵と、およそ1.5トンのお米、250ℓの醤油が集まり、500円食べ放題のイベントが行われました。
昨年は、池袋のサンシャインシティーに北海道から沖縄まで全国60種類以上・63000個のブランド卵と、およそ1.5トンのお米、250ℓの醤油が集まり、500円食べ放題のイベントが行われました。
3日間で、来場者数13000人(推定)の大イベントとなりました。
今回は、世界の卵にまつわるお祭りやイベントについて紹介しました。
参加してみたくなったものはありましたか?
「巨大オムレツ祭り」がありましたが、いつか「巨大たまごかけごはん」も作ってみたいものです♪
次回もお楽しみに!
投稿者:片桐佑香